ビジョンと戦略

環境変化に対する当社の認識

新型コロナウイルス感染拡大を機に、分断や格差、環境・エネルギー問題等の社会課題が顕在化し、新たな仕組みづくり(グレートリセット)の動きが全世界で加速しています。
生活習慣の変化、企業 DX の加速、人口減少を背景とした労働生産性向上、デジタルネイティブ世代の台頭、テクノロジーの新陳代謝加速、セキュリティリスク等の新たな課題の顕在化など、ICT/デジタル技術への期待は事業変革や社会課題解決へとシフトしていき、これに対応することが社会全体に求められていると認識しています。

経営ビジョン

当社は、お客さまの事業変革・成長と社会課題解決を先導する企業集団「Growth Navigator」を目指す姿として定め、取り組むことを掲げています。

ビジネスモデル

当社は、情報ネットワークソリューション事業を軸にしたビジネスを展開しています。
「人と知と技術」を競争優位性として、様々な業界・業態のお客さま(約2万社)に対し、企画提案・調達・開発構築導入・保守運用に至る全てのビジネスフローをワンストップで提供しています。

戦略

(1)戦略の全体像

私たちはお客さまとその先の社会に向けて、私たちらしい価値を提供することにより「グループの更なる飛躍」と「豊かな世界の実現」を目指しています。
その達成に向け「お客さまと社会のDX実現」「自らの継続したDX化」の両面で取り組んでいくことを基本的な考え方とし、具体的には以下3つの戦略を打ち出しています。

 

「成長領域」への注力・ビジネス拡大

 ・コア技術をテコにした他社連携推進

 ・人材育成による技術・商品開発・マーケティング力強化

 ・サービスラインナップの拡充

 

「既存領域」の収益性向上

 ・当社ソリューションフレームワーク(TSF)に基づくポートフォリオマネジメント強化

 ・プライシングマネジメントの徹底

 ・グループ一体化に向けたビジネスフォーメーション再編

 

「新領域」の創出

 ・当社が提供するICTとお客さまの業界ノウハウを掛け合わせ、 お客さまの業界自体が抱える社会課題を解決する「社会課題起点のICTサービス」を開発し事業として育成

 ・最先端の技術の中で、今後社会に定着していくもの・主流となるものの見極めと吸収

 

上記を加速させていくため、デジタル活用による効率化と生産性向上にも取り組んでいます。

 

(2)戦略の実現に向けて

社内外のデジタル技術をフル活用し、戦略の共有からビジネス活動および経営・事業のマネジメントを行っています。

 

①データドリブン経営の実践

各事業を構成する商品や顧客ポートフォリオ管理、従業員のパフォーマンスをデータドリブンで分析し、迅速な意思決定を支える仕組みが戦略遂行に重要であると考えています。

当社では、ダッシュボードを活用した事業戦略の推進を行っています。重要な指標やKPI(Key Performance Indicators)を一元的に表示し、トレンドやパターンを視覚的に分析することで、組織の課題や機会を把握し、戦略的な判断を行うことができます。

 ・目標の可視化とパフォーマンスのモニタリング

 ・データに基づく意思決定

 ・コラボレーションと情報共有

 

②デジタルマーケティングの活用

1)データとテクノロジーの力で効率的に売上を増やす取り組みを行っています。
特に自社サービスの効率的な市場認知、見込み顧客の獲得、販売活動を実現するために、様々な自社データとマーケティングオートメーションツールを組み合わせることで効率性、生産性を向上させています。

 

2)また、事業活動以外においても、特に潜在株主層に向けて、デジタルメディアやSNS等を活用した認知度向上施策も実践しています。